iPhoneのデュアルカメラの機種は

iPhone 7 Plus、iPhone 8 Plus、iPhone Xという3機種に増えた。

FeelShotにデュアルカメラの機能を付けるにあたり、仕様として理解して欲しい事があってまとめておきます。

iOS 10、iOS 11のAVFoundationというAPIを使っている他のカメラアプリも同様のはずです。

FeelShotでは

ズームコントローラーの上に、デュアルカメラボタンが出ます。デュアルカメラ機種の場合。

そして、表示状態と選択しているカメラは次のようになります。

○Wide Angle Camera

ワイドレンズのカメラ。シングルレンズの機種とほぼ同等。

○Telephoto Camera

望遠レンズのカメラ。望遠の画はこちらのレンズを使うのが理想。

○Dual Camera

デュアルカメラ。これがなかなか面白い。2つのレンズ(カメラ)の画を組み合わせてあたかも一つのレンズのように扱える。

詳しくはアップルのサイト

https://developer.apple.com/documentation/avfoundation/avcapturedevice.devicetype/2727142-builtindualcamera

に書いてありますが、一部要約すると

 

  • Automatic switching between cameras to obtain a higher quality image for the current combination of zoom factor, light level, and focus position.
  • Capturing higher-quality still images when zoomed in, by automatically fusing images from both cameras.

 

どうも自動で最適なカメラに変更し、写真はズームした時は2つのカメラの画を融合してハイクオリティにしてくれる、という夢のようなカメラみたいだが、、、

実はかなり大きな制約があって

Devices of this type do not support:

  • Custom exposure modes and manual exposure bracketing.
  • Locking focus with a specific lens position.
  • Locking white balance with a specific white balance gains setting.

マニュアル露出が使えない

マニュアルフォーカスが使えない

マニュアルホワイトバランスが使えない

という仕様になっている。残念ながら、、、

さてこの3つのカメラというかカメラモード?をどう使うのが良いかというと

○写真を撮る時

ワイドか望遠かどちらかのカメラを選び、デジタルズームはしないで撮る

○映像を撮る時

細かくショットを分けて撮れるなら、ワイドで撮って、望遠で撮ってというやり方もある。

しかしフルオートで大丈夫なら、デュアルカメラで撮る。特にデジタルズームを多用するならこちらもアリだろう。

特にFeelShotの売りの瞬間ズームが使えるなら、映像はデュアル、写真はワイドか望遠かでデジタルズームはしないというのがいいのかもしれない。

今現在βテスト中のver 5.2では、まずワイドと望遠の切り替えをできるようにしてあります。

それが問題なければデュアルカメラモードに進みます。

βテストに参加してくれる方を常に募集中です。

feelshot@rklab.net

までメール下さい。