最終的にiPadでテストできたらリリース予定のFeelShotですが、全体にかなり手を入れたので説明します。下記リンク先でiOS12をお使いならどなたでもダウンロードしてお試し頂けます。TestFlightというアプリを一度経由してからになります。

https://testflight.apple.com/join/8zsCDd04

ver6から『フレーム内に、情報表示系UI系は常時表示しない』というコンセプトで、プレビュー画面は少し小さくなりますがフレーム外にUIなどを出しました。

縦位置は4:3の写真撮影がメインですが、プレビュー画面的には問題ないです。16:9にすると従来よりかなり小さくなります。

iPhoneX系ではホームバーと16:9より横長の画面の関係で、また違うUIになっています。この画像はシミュレーターの物なので、表示が一部おかしいですがiPhoneXRでの実機テストもしています。ホームバー周辺は触る必要のない情報表示です。

個別に新機能を説明します。

残量表示

iPhone、iPad内の空きストレージ情報を表示します。フォトモードではGB(ギガバイト)表示。ムービーモードでは撮影可能時間(分)。GB表示はiOSの設定->情報で得られる値と一致しています。ムービーでの分表示ではH.264の時はかなり正確な数値ですがHEVCではちょっと大きめです。MJPG(※PJPGに変更し忘れてます)では???表示になります。

コーデック選択

HIEF/HEVCメインか、JPEG/H.264をメインか選択できるようになりました。4KUHD、60fpsではHEVCでしか記録できないためHEVCになります。環境に合わせてお使いください。そろそろHEVCメインでも良さそうに考えています。フォトJPGのコーデックが選択できる場合もあります。現在表示はMJPG(勘違いのため)。

ワイドフォト

フォトモードで、4224×2376という従来より横に広いセンサー領域で撮影できる機種に対応しました。iPhone8 PlusとiPhone XRで確認。多分iPhone8以降はできるのではないかと考えます。iPhone XRでは特に支障ないと思いますが、iPhone8 Plusでは最高感度が下がります。RAW撮影、デプスデータ撮影は従来のフォトモードをお使い下さい。

起動モード

起動する時のモードを設定。コールドスタート専用で、普通にバックグラウンドから戻る時には適用されずそのままの状態で復帰します。

基準フレームレート

レンズを変える、つまりカメラを変える時に、設定したコマ数になります。

手ぶれ補正

手ぶれ補正を入れると、自動で、可能な最適な手ぶれ補正をします。ムービーモードでシネマティック手ぶれ補正になるとかなり画角が狭くなり、焦点距離換算が合わなくなります。ロケハンやアングルチェックの時はフォトモードを使うか手ぶれ補正をオフにすると正確な値に近くなります。

設定をリセット

設定をリセットすると、この記事の設定の値になります。画像の値がデフォルト値です。

センサーのワイドエリアを使う

上で書いた通り、iPhone 8PlusとiPhone XRで確認してます。自動で使えるかどうか判別します。特にセルフィーでの効果が大きいです。

表示設定は項目が減りました。アスペクトマスクをオンにして、ムービーを撮影中に写真を撮ると、その時のアスペクトサイズにトリミングされます。例えばシネスコの映画のロケハン時に参考画像が必要な時など便利かなと思います。

音声モニタリング

音声のモニタリングができるようになりました。有線では使えると思いますが、Bluetoothヘッドホンだと遅延が大きいようです。この辺は最新機種なら使えるかどうか?もう少し検証します。

その他変更点

◯ビューモード … fps表示、AVプレイヤーをOS標準的な物にした。

◯シャッタースピード … 現在暫定的に小数点以下1桁表示です。そのカメラのスローシャッターと最速シャッターを入れるようにしました。

◯ホワイトバランス … 選べるケルビンの幅が広がりました。機種によって、カメラによって選択できる範囲が違うので設定できない事もあります。

◯オートファーカス表示 … 暫定的にオートフォーカス中アニメーション表示にしましたがうるさかったらやめます。フォーカスカーソルの「見えるけど邪魔にならないバランス」というのがなかなか難しいです。

◯クイックアクション対応 … やっとコールドスタート時のクイックアクションに対応しました。

◯Swift5で作成 … Swift5で作成しているので、アプリのサイズが小さくなっています。動作も軽くなっているはずですが、各タイミングの変更の要素が大きいかもしれません。

以上駆け足で説明しました。またムービー撮影中にアクシデントで中断した場合、そこまでのものを保存してあり、次回起動時に転送するバックアップ体制も動いています。何かあったら起動し直してみてください。