やっとリリースできたAR Finderですが、実際に使ってくれている方々はその道のプロの人達なので、まだまだ改良の余地があるようです。

100m先に高さ100mのビルを置きたい

的な意味のリクエストを頂きまして、確かに今のバージョンだと結構手間がかかる。距離も表示されていないし。

スケール感というか、規模感というか、自分としても小さく構えちゃっていたかな〜と反省。現状ではせいぜい数m〜20mくらいの範囲での操作で考えていましたから。置きたい位置におけるというのは基本機能ですから、最速で対応しましょう!

今回は準備編という事で、100mのビルを作成します。

AR Finderは、基本的にusdzのファイルに対応しています。usdzのデータを作成するには、現状vectaryのサイトが便利です。(要ユーザー登録)

https://www.vectary.com

実際、自分でも数分程度しか使っていないんですが、簡単な使い方です。

vectaryのサイトにログインしたら、Libraryから好きなモデルを選択します。今回はこのビルにしてみました。

何も考えず即エクスポートしてみます。右側のExportから。usdzを選んでDownload usdzをクリック。

usdzに変換が終わったらメールが届き、そこからダウンロードできます。ダウンロードしたファイルは長いファイル名なので、building.usdzに変えました。AirDropでiPhoneに送ります。

iPhone側ではこういう表示になるので、ARFinderを選択。S/Oボタンをタップして管理をタップ後、buildingをタップ。管理画面になります。

管理画面では、Scaleの下のリンクボタンをタップして、リンクを解除します。W:15、H:100、D:10を入力して、高さ100mのビルにしました。ビルの画像をタップすると、サムネール作成できます。カメラのボタンでサムネール作成。画像をピンチやドラッグでカメラ位置を移動です。

さてここまでで、高さ100mのビルが完成しました。次回、実行編に続きます。(実行編はver1.1アップデート後になります)