昨日から今日にかけて、今までの研究が実を結び

◯TIFFで4枚瞬間的に連射(ブラケット撮影)

◯16bitTIFF保存(最大の壁かと思っていたが、思いの外早く乗り越えれた)

◯4枚の写真から1枚の写真を合成(後述、課題あり)

この3つが、基本的にはできるようになった。

まだカメラアプリとしてのHDRの設定は適当な状態なので、今後詰めていくとして

とりあえず、テスト。(iPhone6)

まずは太陽向けでどうなるか?

ブラケット撮影の4枚(シャッタースピード 1/1000〜1/40000)

HDR001

HDR002

HDR003

HDR004

もともとは

3264 x 2448 の8bitTIFF。このブログ上では600 x 450 のJPEGに変換している。

HDRの合成自体は、今現在テストのため別のアプリとして開発しているので

一度Macに取り込み、合成アプリに取り込んでそれをiPhone実機にインストール。そして合成というすごく面倒くさい事になっている、、、

ここで、大きな問題発生!!!

メモリが足りない!!!

3264 x 2448のサイズで合成すると、途中でアプリが落ちてしまう。使用メモリは600MBぐらいまでは確認できたがその後落ちる。

これは、予想していなかったが、考えてみればかなり重い処理だから無理ないのかもしれない。

できればiPhone内で全て完結させたかったが、、、

試しに縦横半分のサイズにすると、合成できた。

final001

さえない絵だが第1回目のHDRのテストとしては上出来だろう。

1632 x 1224 , 16bitTIFF、をJPEG600 x 450に変換している。

さて今回でわかった事は

◯画がブレている。

◯露出適正の写真があった方が良さそう。

◯iPhoneでフルサイズ3264 x 2448の合成は、厳しい。

ひとつひとつ書いていくと

◯ブレに関して

これは予想より悪かった。デイオープンではシャッタースピードが速いので、それほど気にしないつもりでいたが

1/1000〜1/40000でも多少のブレがあるとなると、抜本的にトラッキングしてトリミング(表現がおかしいかも)する事を前提にしなくてはならないかもしれない。と同時に、ブラケット撮影の間を限りなく短くするようにする。

◯露出に関して

今回、単純に4枚を、「1枚撮ったら、その3倍速いシャッタースピードで撮る」という設定でいたため、

一番明るい画を基準に撮らざるを得なかった。これはやはり「適正露出の写真を撮り、+2,-2,-4」的な方が上がりは良さそうだ。ただ基準より遅いSSでも撮るので、手ブレの心配は残る。使い手にわかってもらわないとダメだ。

◯iPhoneでの合成について (iPhone6s, 6sPlusでの性能はまだわからない、文は基本iPhone6について)

現時点では、フルの合成はあきらめた。メモリが少し足りないという程度ではないから。

その代わり、この1/4のサイズかもう少し大きなサイズはできるようにする。(Pro 版)

そしてMac版の合成アプリを出そう。もう少し他の画像処理もできるようにしたい。

ーーー

昨年、映像専門のFeelShotを出し、次に写真を撮れるようにした時から、このHDRはやりたかった。

時間がかかってしまったが、ここに来てかなりの成果が出て非常に嬉しい。

そして一気に進むつもりでいたが、Mac版の合成ソフトを作る方が先になりそうだ。ブラケット撮影した写真を合成してみて初めてその良し悪しがわかるわけだが、それをフルでiPhoneで確認できない上に、かなりの手間暇がかかっているので、

撮影した写真ーーー合成ーーー検討ーーープログラムの改良

この流れをできるだけスムーズにしないと、、、そのためには遠回りかもしれないがMac版の開発が必要だ。

まさに、半径の大きならせん階段を上っているようだ。なかなか上に進んで行けず、違う方に進んでしまうが

結果としては確実に上に向かっているという。

iPhoneからカメラアプリとしてスタートしたFeelShotだが、

Mac版の画像処理ソフトとなると、大げさに聞こえて急に大海に出た気分だな。小舟だけどね。