AR Finder ver 0.2 build 20で、オブジェクトの管理モードを追加しました。オブジェクト管理で出来ることは
- デフォルトサイズを決める
- Y-Up,Z-Upの変更
- サムネールの変更
- オブジェクトの削除
以上の4点になります。これに伴い、横画面専用にしました。※注1
デフォルトサイズを決める
ユーザーがインポートしたオブジェクト専用の機能です。縦、横、高さ、すべてリンクします。X,Y,Zはスケール。W、H、Dはサイズ(単位はm)。ここで決めたサイズがデフォルトになり、通常画面ではScale 1.0倍表示になります。
先日のポンティアックを例にすると、まずWikipediaでサイズを調べます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ポンティアック・GTO#1967年式
全長 206.4インチ (5243 mm)
全幅 74.4インチ (1890 mm)
全長と全幅はわかりました。W:の所に5.243と入力。自動でスケールが設定され、それに合わせて全幅が1.893になります。かなり正確のようです。このように予めサイズが決まっている物に対してサイズを決めておく事が可能です。
リンクボタンがあるのは、wallやpoleなどから新たなオブジェクトを作成するためです。(この機能はまだ未搭載)
Y-Up、Z-Upの変更
各種3Dデータの違いを吸収するため、Z-Upにも変更できるようにしました。現在ピボットの位置が微妙。タップするたびに、Y-Up -> Z-Up -> Y-Upと変わります。
サムネールの変更
オブジェクトが表示されている画面で自由に動かしてアングルを決めサムネール写真を撮って下さい。背景色も透明から白、グレー、黒と選択できます。ピンチで、カメラが近寄ったり離れたりします。二本指ドラッグで縦横に移動できます。
オブジェクトの削除
オブジェクトをAR Finderから削除します。サムネール画像、オブジェクト設定ファイル(※注2)も同時に削除します。
※注1
横画面専用にしたのは、管理画面の回転時に少しずつメモリーリークする不具合を発見したため。シーンを二つ出してキーボードも出してという状況が重すぎるのかもしれません。このバグに対応できれば、縦画面も気に入っているので対応したいとは考えていますが、当面難しそうです。
※注2
管理情報の入ったオブジェクト設定ファイルは、通常のテキストファイルで、Objectsフォルダに入ってます。
※審査が速いのでずっとver 0.2でやってますが、そろそろver 0.8ぐらいのイメージです。ver 1.0の目標を当初より下げたため、近日中に正式リリース予定。