撮影時のレンズデータを素早く記録したい。
撮影助手時代から50mm、F2.8、ND0.3などひたすら記録してきたが、カラーグレーディングの効率化を考えるにあたって必然性が高くなった。昔TrueNDの記事を書いたが、デジタル時代はNDの色、レンズの色などによって起こる色味の変化がわかりやすい。フィルムに比べて影響を受けやすいかはともかく、高感度化による濃いNDの使用機会が増えているのは間違いない。
最近の仕事からF55+Canon600mmの組み合わせ。ここまで望遠だとND以前の話か。
現行のResolve11にあるColor Matchという機能はマクベス(古いかな?)などのチャートから正確な色再現をしてくれる機能で、非常に素晴らしく、気に入っている。現場で全カットチャートを撮る手もあるかもしれない。カチンコにくっ付けるとか。
そして発表されているResolve12にはShot Matchという機能がある。これに非常に期待している。どれくらいの事ができるのか?
さてResolveでのカラコレでは、ノードという単位で調整していくわけだが、一つのノードで極端な調整をしてしまうと失われた情報は次のノードで戻す事は出来ない。例えば彩度0にしてモノクロにしてしまうと次でいくら彩度を上げても色は出てこない。
カラコレには色々なやり方があるので、これが正解と言い切るつもりは無いが、自分のスタンスとして
まず
◯正確な色再現、適正露出
そして
◯その作品にあった独自のLUT的なカラコレ
◯必要であればシーンに対する色調整
これが一番効率的なのではないか?
そしてそこで必要になるのが、レンズやNDなどフィルターのデータだ。いや〜前置きが非常に長くなった。
撮影現場でレンズデータを記録するのは、なかなか難しい。これも効率よく記録するには、、、
やっぱアプリでしょう!
なんとなく完成形が頭の中に浮かんだくらいで、まだ全く作ってませんが、できれば一つの作品の撮影データとして長く使えるようなものにしたい。
もう面倒なので、英語は無し。iPad専用モードも無し。
一つだけ問題があって、せっかく作っても日本でこのアプリを必要としている人は1000人前後であろう事。多くても一万人はいないだろうな、、、
まあ自分としては必要だから、作るしかないか。