最近インターステラーの話題が多く、まだ未見なので話に参加できないのがもどかしい。
さて、旧rkLabブログの記事で、大半は残す必要性を感じない他愛も無い記事ばかりなのだが、この
「インセプションのコマはなぜ止まらないか?」という記事は残す価値があると思い、ここに再掲しておく。
2012.06.11に旧rkLab blogに掲載。
ーーーここから
前に劇場公開時にインセプションを観たとき、
「なぜコマが止まりそうな状態で終わるか?」
これが疑問で、「なぜだろう?」と思いながらその日は寝た。
そして次の日起きたとき、ひらめいた。
明確にわかった気がした。
すぐにでも、いろんな人に話してみたかったがまだ劇場でやっている期間だったのでやめておいた。
そして今日テレビでも初放映された事だし、ここにまとめておこう。
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以下ネタバレ、注意!!!
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自分なりの答えは至ってシンプル。
コマは止まったのだ。
映画が終わった直後に。
ただそれは映画としては写っていない。
あくまでも我々の現実世界の中で止まったから。
この何層もの夢の階層から目覚めるというシチュエーションに
もう一つ映画という夢の階層を付け加えて考えればわかりやすい。
映画とは夢のような世界であり現実世界ではない。
その映画内でコマを止めて終わる事も出来たかもしれないが
ノーラン監督はそうしないで
映画という虚構の世界という事を我々に示すため?か
現実ではない映画の世界ではコマを止めず、止まりそうなところまでで、
止まる瞬間=現実世界という確認
を映画の終わった直後に持ってきたのである。
だから映画内ではコマは止まらず、止まったとき(それは映像として映画内では見えていないが)
我々は現実世界に戻ってきたのを確認できたのである。
あくまでも自分なりの解釈だけど、こういう事だと思っている。
ーーーここまで
今でもインセプションについて友人と話す機会があって、
確か自分なりの解釈があったけど、どうだったか忘れたと思い、探したらとってあったので再掲。